『ジョジョの奇妙な冒険』は、長年にわたって愛されるマンガ作品の一つです。第5部『黄金の風』では、主人公のジョルノ・ジョバァーナが、イタリアのマフィアを倒すために活躍します。その中で、彼が直面する難敵たちの中には、強力な暗殺チームも存在しました。この記事では、ジョジョ5部に登場する暗殺チーム7人の強さランキングを行います。各メンバーの特徴や、ランキングの理由などを紹介することで、読者の方々により深く、楽しんでいただけることを目的としています。
Contents
【ジョジョ5部】に登場する暗殺チームとは
主人公のジョルノが所属しているギャング組織「パッショーネ」に属する暗殺部隊のチーム。
暗殺という危険なミッションを任されていることから全員がスタンド使いかつ、パッショーネの中でも実力派集団。
パッショーネの中でも冷遇されていた
実力派集団でありながらもパッショーネからはかなりの冷遇を受けていたのが暗殺チームの特徴。
暗殺という仕事内容から人に恨みを買い、失敗した時のリスクを考えるとかなり危険な任務でありながらも報酬が他チームと比べて相当低く、アニメオリジナル版の政治家を暗殺する一件では報酬が2000万リラ(120万円)ほど入ったが、9人で山分けされたことで一人辺り13万円となっている。これでは暗殺という仕事内容としては本当に少ない報酬だ。
一方麻薬チームなどは相当報酬が高いらしく、また賭博を管理していた幹部のポルポ個人の隠し財産が6億あったことなどを考えると、いかに暗殺チームが冷遇されているかがわかります。
ポルポ曰くギャングに必要なのは「信頼」ということから暗殺という任務であるため、いつ反旗を翻すかわからないために、信頼を得にくい仕事だったのでしょう。
パッショーネを裏切る
パッショーネの中でも暗殺チームはあまりにも冷遇されていたことから、ボスの素性を探ろうとしてしまったソルベとジェラート。しかしボスの正体を知ろうとするのはご法度であり、後日輪切りにされてしまったソルベと窒息したジェラートが暗殺チームへ送られてしまう。
あまりの残忍さにより暗殺チームメンバーは恐れをなしてしまい、この出来事を忘れるように努めたが、ある日ボスの娘であるトリッシュの情報が入ってきたことにより「ボスの正体を暴けるかも」という希望からパッショーネを裏切る。
パッショーネを裏切ったことによりボスの任務を受けていたブチャラティーチームとぶつかることになるのでした。
暗殺チーム最強ランキングを決める上での前提
暗殺チーム7人の最強ランキングを決める上で
・スタンド能力の強さ
・タイマン性能の高さ
の二つを基準にしています。
「暗殺のしやすさ」はほとんど考慮していません。
動画バージョンはこちら
【ジョジョ5部】暗殺チーム最強ランキング
7位 ホルマジオ
スタンド リトル・フィート
スタンド能力「リトル・フィート」を持つホルマジオ。
スタンド能力は斬った対象を小さくすることができる。小さくするときは時間がかかるが元のサイズに戻る時は一瞬で可能であり。ホルマジオ自身は小さくなる時も一瞬でなることができる。
ナランチャとバトルし、暗殺チームの中で一番最初に登場したキャラクター。
見た目よりも頭脳派であり、ポルポが死亡した翌日にブチャラティーチームの動きがおかしいことに気づき、ボスの娘のトリッシュがブチャラティーチームにいるのではないか?とにらむ。
その後ナランチャが買ったものが女物ばかりだったことから、「家から出ることが出来ない理由のある女」を匿っている推理をするなど、ホルマジオ一人でトリッシュの居場所まで突き止めています。
スタンド能力としてはそこまで強くなく、他メンバーからは「くだらない」能力と言われているが頭脳派らしく「能力は使い方次第」という発言をしています。
アニメオリジナル版では政治家の暗殺ミッションで車を目視できないほど小さくして、それをターゲットのワイングラスに入れて飲ませ、その後元の大きさに戻し、破裂させるというやり方をしています。
強さポイント
・小さくさせる能力
・頭脳派
・機転が利く能力
6位 プロシュート
スタンド ザ・グレイトフル・デット
ペッシの相方であり電車内のバトルで登場したプロシュート兄貴。
老化させるガスを噴出して一定範囲内の生物を老化させる能力を持つ「ザ・グレイトフル・デット」の本体。老化ガスを受けてしまうと文字通り老人となり、老いるだけでなく骨なども折れやすくなってしまう。弱点としては氷などで体を冷やすことで老化ガスの影響を受けなくなる。
作中ではブチャラティーチームが隠れている電車内に老化させるガスを充満させて、あぶりだす。そして倒しに来たミスタに対して老人のふりをして接近し、逆に返り討ちにするという活躍を見せている。
スタンドのは老化ガスに能力を振っている分パワーとスピードは遅く、最初はブチャラティのスティッキーフィンガーズに苦戦するも長期戦に持ち込むことで、身体が動き、体温が上がってくることで氷でも老化ガスを防げなくなるという面も見せています。
電車内という逃げられない範囲だったからこそ強力な能力だったが普段の使い方ではザ・グレイトフル・デット範囲外へ逃げられてしまうため。こっそり近づいて触るという使い道しかないという点がこの順位としました。
強さポイント
・老化ガスを噴出する
・直接触ると動けなくなるほどの老化
5位 メローネ
スタンド ベイビィ・フェイス
プロシュート&ペッシの後に登場したキャラクター。
スタンド自体はパソコン型をしており、戦闘能力はほとんど無いが人間の女性との間に子供を産むことで、その産んだ子供を遠隔操縦型のスタンドとして送り込むことができる能力。
産み出された息子スタンドは母親の素行が悪ければ悪いほど凶悪な能力を持つらしく、またメローネが教育することで殺戮マシーンへと成長してく。
作中の息子スタンドは「生物を物質に変える」能力を持ち、ブチャラティーとトリッシュを一瞬のうちに椅子や机などの家具に変えられてしまう。
対応しようとしたジョルノもわけがわからないうちに右目と喉、足をくりぬかれてしまい敗北寸前にまで追い詰められています。
その後ジョルノはベイビィ・フェイスの息子スタンド能力からヒントを得て、適当な物質から自分の体のパーツを作るという回復能力を得たことで対応。また息子スタンドは完全にメローネの言う事聞くわけではなく、ジョルノにブちぎれてしまいメローネの撤退命令を聞かなかったことから戦い続けて敗北してしまいます。
ブチャラティーとトリッシュを捕まえているなど、かなり活躍しているためこの順位としました。
強さポイント
・遠隔自動操縦型であるためやられてもメローネに影響が無い
・回避が難しい速度で攻撃、当たると体がくり抜かれるか物質に変えられる
4位 ペッシ(覚醒)
スタンド ビーチ・ボーイ
プロシュートの教えにより覚悟を決めたペッシ。
釣り竿型のスタンドで、物体を透過して物や生物を釣ることができるスタンド能力。
釣り竿のようにトラップとして使用可能で、プロシュートのザ・グレイトフル・デットの能力を消すためにエアコンのスイッチを入れようとしたミスタが、スイッチに触った途端ビーチ・ボーイに捕まっている。
ビーチボーイの強い点は一度捕まってしまうとペッシの意志以外では釣り糸を外すことができない点。釣り糸を切ろうとしても、その衝撃は全て釣っている人物にダメージとして渡ってしまう。
外すことができない釣り糸は、脳や心臓へ行きつき最後には引っこ抜かれるというエグい暗殺方法が可能。
接近戦も強く、近接戦闘が得意なブチャラティーが目視不可能なほどの釣り竿捌きを見せており、遠距離はもちろん近距離も隙が少ない能力であるのが特徴。
強さポイント
・一度捕まったら外れない
・捕まってしまうと心臓などをえぐり取られる
3位 ギアッチョ
スタンド ホワイト・アルバム
絶対零度の氷の世界を作り出すことができるギアッチョのホワイトアルバム。
このスタンドの特徴はスタンドを身にまとっているタイプであるため、本体への打撃攻撃はほとんど無効にしてしまう。
分厚い氷を身にまとっているためミスタのピストルの弾丸は届かないし、ジョルノのパンチの影響も受けない。それどころかパンチした側のジョルノの腕が凍らされて砕けてしまうほどの超鉄壁防御を持つ。
作中では車で走っていたミスタとジョルノをなんとスケートスタイルで追いかけてくる。
車のボンネットに飛び乗り、一瞬のうちに凍らせミスタとジョルノを動けなくさせるなど、冷凍能力が凄まじいのが特徴。
ジョルノの生命を生み出す能力は、ある程度の気温が必要であるためにギアッチョの絶対零度下では能力が上手く使えないなどジョルノの天敵でもありました。
また最終奥義である「ホワイト・アルバム・ジェントリー・ウィープス」を使用し、空気中の水分を凍らせて浮かせることで、ミスタの弾丸を防ぐどころか、自由自在に好きな場所へ跳ね返すという驚異のコントロール能力も見せた。
ジョジョ1部のラスボスDIOの「気化冷凍法」もびっくりの冷凍能力である。
強さポイント
・鉄壁防御
・絶対零度で瞬時に凍らせる
2位 イルーゾォ
スタンド マイン・ザ・ミラー
鏡の世界を作り出すことができる「マイン・ザ・ミラー」の使い手イルーゾォ。
鏡の中にもう一つの世界を作り出し、鏡の中へ入るのも出るのも全てイルーゾォの許可が無いと移動ができない。
この能力の強い部分はスタンド使いを無理やり鏡の中へ入れて、そのスタンドは「入ることを許可しない」ので現実世界に置いてきぼりにさせるという凶悪な点。これをされてしまうと一般人となり、”スタンドバトル”にすらならず、一方的にイルーゾォにボコボコにされてしまう。
鏡の中へ入れる条件も簡単であり、現実世界に鏡を置いておけばそこが出入口となる。鏡に映ったイルーゾォを見てしまうとそこからはガード不能らしく鏡の中へ引っ張られてしまいます。
鏡の中への攻撃は不可能であり実質無敵の能力でありながら、無敵状態のままリスクなく鏡の中へ連れ込んでしまうという超強いスタンド能力なのだ
強さポイント
・鏡の世界へは手出しができない
・一度入れられてしまうとスタンドバトルにすらならない
1位 リゾット
スタンド メタリカ
暗殺チームのリーダーであるリゾットのスタンド能力「メタリカ」。
半径10m以内の鉄分を操ることができるスタンドであり、空気中にただよう鉄分を固めてナイフにして飛ばすという技などを使用。
メタリカの真骨頂は「相手体内の鉄分も操る」という部分であり、身体の内部からカミソリが出現する。この攻撃は体内には鉄分があるために実質ガード不能であり、内部からの攻撃なのでギアッチョの鉄壁防御なども貫通する。
さらにこのスタンドの凶悪な点は、この攻撃を受け続けてしまうと、血液は酸素を送るために鉄分が必要であるのだが鉄分が不足するため酸素欠乏状態となり、呼吸をしても酸素が取り込めなくなるという点。
しかもなぜかメタリカは空気中の鉄分を身にまとうことでリゾット本体が透明になるという能力もあるため「消えながらガード不能な攻撃を受け、いつかは呼吸困難になる」という理不尽極まりない攻撃が可能なのだ。
このあまりの理不尽能力によりリゾットを1位としました。
強さポイント
・体内部からのガード不能攻撃
・鉄分が不足し酸素欠乏状態になる
・なぜか透明化できる
暗殺チーム最強ランキングのおわりに
暗殺チーム7人の強さランキングについて、詳しくご紹介しました。ジョジョの奇妙な冒険の世界には、多彩なスタンド使いが登場しますが、暗殺チームのメンバーたちは、その中でも特に強い存在として描かれています。
彼らが立ち向かう過酷な環境や、強い絆でつながった姿勢は、多くのファンから愛されています。また、この記事を通じて、ジョジョの奇妙な冒険第5部をまだ読んでいない人にも、暗殺チームの魅力を伝えることができたら嬉しいです。