2018年から週刊少年ジャンプで連載中の【呪術廻戦】。
呪いの王と呼ばれ1000年以上前に存在した凶悪な元人間である特級呪物の両面宿儺。そんな宿儺が何故かお気に入りである存在なのが伏黒恵。
今回はそんな謎な伏黒恵と宿儺の関係と宝の持ち腐れ発言などをまとめてみたぞ!
Contents
【呪術廻戦】 伏黒恵は宿儺のお気に入りの理由!宝の持ち腐れ発言の考察
考察をする前に前提条件や知識が必要であるため軽くまとめてみました。
伏黒恵の性格
【いよいよあと1時間!】
本日深夜1時25分より、MBS/TBS系全国28局ネット“スーパーアニメイズム”枠にて、TVアニメ『#呪術廻戦』第1話「両面宿儺」が放送開始‼
呪術高専1年伏黒 恵は、主人公・虎杖悠仁の持つ“呪物”を回収しに来たというが…。https://t.co/1igjXFY1dD pic.twitter.com/gO3FZmjCkt— 『呪術廻戦』アニメ公式 (@animejujutsu) October 2, 2020
東京の呪術高専1年生であり虎杖と釘崎の同級生。
幼少期の頃から冷静沈着であり3人組の中でも頭脳戦が得意であり戦闘シーンでは思考が多い。
虎杖とは違い平等に全員を助けたいという性格ではなく自分が思う善人だけを助けたいという性格。
そのルーツは義理の姉である津美紀(つきみ)によるもの。
津美紀は他の誰よりも幸せになってもおかしくないような聖人で優しい性格あったが
ある日呪われてしまったことで以降寝たきりの生活になってしまう。
突然つきみと自分を置いていった父だったりどこかで暮らしている悪人などは今でものうのうとどこかで暮らしており
自然と裁かれるのではなく実際は法の下に出ることで初めて裁かれる。
そんな不平等な世界であるからこそ少しでも多くの善人が平等に暮らしていけるようになってほしいから
という理由で伏黒が思う善人だけを助けたいという信念の持主。
そのため漫画単行本2巻にて一度虎杖が宿儺に心臓を抜かれた後に戻ってきた時は虎杖が宿儺の器となりどんな危険人物になろうとも虎杖のような善人が死ぬのは見たくなかったという理由から
「虎杖を助けたことについては後悔していない」と語っている。
伏黒恵は呪術師のサラブレッドであり天才である
そんな伏黒恵であるが呪術師としてはサラブレッドであり天才。
呪術高専の1年生の入学時点ですでに2級呪術師の実力。単行本1巻の物語初期に任された宿儺の指回収も一人だけで任されている。
それだけでなく血筋も半端なく
呪術界の御三家と呼ばれる内の一つである禪院家の血を引いている。分家に当たる位置ではあるが禪院家の血筋を引いているだけでなく禪院家相伝の術式である「十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)」が使用可能。
「禪院家に非ずんば呪術師に非ず 呪術師に非ずんば人に非ず」
と言われるような封建的な家系の中でも100点満点の才能の持ち主である。
そのため伏黒自身は全く血筋のことは意識していないが
京都姉妹交流戦では加茂憲紀からは御三家当主としての立ち振る舞いに対する考え方を押し付けられたり(その話は自分ではなく禪院真希にしてくれと言っている)
禪院家の跡取り問題などなどどれも自分が不本意ながら禪院家がらみで巻き込まれたりしている。
さらに伏黒が使える十種影法術とは受け継ぐだけで禪院家の当主になれるほどの術であるからめちゃくちゃ強い術式。
五条先生によると大昔に仲が悪かった御三家の五条家と禪院家が大喧嘩し当時の当主が本気の殺し合いをしてしまった。
禪院家当主は伏黒の十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)の使い手であり五条家の当主は五条悟と同じく六眼+無下限呪術の使い手。
戦いの末に結果は相打ちとなり両方の使い手が死んでしまうというもの。
そのため十種影法術はポテンシャルだけで見れば五条悟に匹敵するほどの術式であるのだ。
宿儺は凶悪な呪いの王
【両面宿儺のキャスト解禁!】
完全復活を指折り数える呪いの王・両面宿儺(りょうめんすくな)役は #諏訪部順一 さんに決定!https://t.co/3lTivcPWVW #呪術廻戦 pic.twitter.com/yDZRAhbzKN— 『呪術廻戦』アニメ公式 (@animejujutsu) May 20, 2020
両面宿儺とは1000年以上前に実在した呪いの王。
その時代は呪術全盛の時代と呼ばれ、呪術師の平均パワーも当時の方が高かったがその時代の呪術師が総力を挙げて宿儺に挑んだが敗北してしまった。
宿儺はそれほどまでに恐ろしい人物であったがもちろん人間であるため寿命がある。
宿儺は死んでしまうが脅威が去ったわけではなく後の遺体は呪物となり宿儺の全盛期に劣る呪いの力となるも今日まで消し去ることができなかった存在となる。
まさに呪いの王にふさわしいパワーの持主であり、そんな宿儺は人間だったがなんと腕が4本で顔が二つの鬼神だった。
現在は特級呪物の指として20本も残っており虎杖はその指を全て取り込んだ後に死刑にされてこの世から宿儺の脅威を消し去ろう!というのが呪術廻戦のストーリー。
そんな宿儺であるが性格は極めて残虐で人を殺すことが趣味である。
初登場時には
「呪霊の肉などつまらん!人は!女はどこだ!!」
「女も子供も蛆のように沸いている 鏖殺(みなごろしの意味)だ」
と言っていたり
渋谷事変編では指を11本取り込ませてくれた夏油一派の女子高生ミミナナに対して「指一本分くらい話を聞いてやる」と言った後に「夏油様を開放してください」という頼みに対して「指図できると思ったか?不愉快だ」と言って二人を殺しているなどかなり理不尽極まりない存在。
さらにそのような性格に加えてあらゆる物事に興味がないというものもある。
自分を取り込んでコントロールできない虎杖でさえも興味がなく特級呪霊に負けようとしていた時も「つまらない」と言って助けようともしなかった。
「オマエの中の俺が終わろうと切り分けた魂はまだ18ある」
という発言もあるように虎杖が負けて自分が消滅しても残りの指が残っているという理由から助けなかったのであり虎杖を復活させたのは伏黒に興味があったからである。
宿儺の宝の持ち腐れ発言
虎杖と伏黒は初めて特級呪霊と出会った時、時間を稼ぐために虎杖を置いて伏黒は逃げる選択をしました。
後にそのことを宿儺から
「オマエあの時 なぜ逃げた」
「宝の持ち腐れだな」
という発言を受けています。
この発言の前に宿儺は伏黒の術式がただの式神ではなく影を媒体にしていることに興味を持ち、それならなぜ?という形でさきほどの発言をしました。
このことについてですがおそらく宿儺も十種影法術について知っており全盛期の人間である時に十種影法術を使う禪院家の人間と戦ったことがあるのでしょう。
十種影法術のパワーを知っているからこそこの宝の持ち腐れ発言をしたのだと思われます。
「十種影法術を使えるくらいならあんな虫簡単に倒せるだろう」
という所でしょうか?
また次に伏黒が特級と戦う時には五条先生から「本気の出し方を知らない」と言われたことや宿儺の「宝の持ち腐れ」発言を思い出しながら初めて相打ち覚悟の八握剣という他人の力ではなく自分の力である領域展開を使って勝利しています。
なぜ伏黒恵をお気に入りにしているのか?考察
宿儺は他人に興味がなく自分を取り込んだ虎杖でさえ死のうとも興味がありません。
そんな宿儺ですが単行本2巻にて虎杖の体を奪った後には普通に他の人間と同じように伏黒を殺そうとしていました。
しかし伏黒の術式が”影を媒体にする式神=十種影法術”ということを知ってからいきなり興味を示し
奥の手である八握剣を召喚しようとした時は
「良い 良いぞ 命を燃やすのはこれからだったわけだ」
「魅せてみろ!!伏黒恵!!」
と完全に伏黒に興味津々となってしまいます。
その後も虎杖が誰に負けようとも興味がなかった宿儺ですが
”伏黒を見たいという理由で虎杖に縛りをかけてから復活させようとしたり”、”初めて領域展開した時には「それでいい」と満足そうにしていたり”、”漏瑚(じょうご)に賭けを持ちかける時も一人(伏黒)を除いてそれ以外の人間を殺す”と条件をつけていたりと
完全に恵推しのような、お気に入り選手を持っている監督のような立ち回りをするようになってしまう宿儺プロデューサー。
この伏黒へのお気に入り度合はなんなのでしょうか?
ここからは考察になりますが宿儺の目的としては
・虎杖の体を乗っ取る
・全盛期レベルでの現世に完全復活
の2つが考えれます。
「鏖殺(おうさつ)だ!」という発言から多くの人間を殺したいという願望があるので「現世で自由になってから人類を殲滅する」くらいが最終目的なのでしょう。
渋谷事変編では漏瑚に「虎杖の体を乗っ取っている今のうちに有利な縛りをしろ」というような発言を受けていますが「自分の計画がある」という理由から断っています。
なのでこの自分の計画というのがおそらく伏黒恵の存在が絡んでくると思われます。
伏黒恵が使う十種影法術は名前の通り10種類の式神を使役することができる術式であり調伏の儀で式神を調伏させることにより使える式神が増えていくシステム。
恵はまだ「玉犬黒」「玉犬白」「鵺」「大蛇」「蝦蟇」「満像」「脱兎」の7種類しか式神が使えず内一つは「八握剣 異戒神将 魔虚羅」という
歴代の十種影法術の使い手の誰もが調伏できなかった式神であり物語としては8種類しか式神を見せていません。
そのため残りの2種類は不明。
ただこの十種影法術の元ネタは日本書記の十種神宝(とくさのかんだから)であると言われ各々の式神が神宝とリンクしています。
そのうちの一つにあるのが死返玉(まかる・かへしのたま)という宝。
その宝の効果はなんと”死者を蘇らせる”というもの。
そのため恵の死返玉を利用することが宿儺完全復活の道なのではないか?と考察できます。
恵が宿儺復活の鍵でありまだ未熟である十種影法術の使い手である恵が成長していく様子は確かに宿儺が心躍らせる様を見せてくれるのも納得。
そもそも宿儺は元々二つの顔と腕四本の鬼神でありますから
虎杖の体を完璧に乗っ取ったところで確かに目は4つ付いていますが腕4本、顔二つの鬼にはなりません。
完全復活を遂げるためにも虎杖の体を乗っ取るだけではなく十種影法術を利用するのでしょうね。