僕のヒーローアカデミアの主人公であるデク。
デクは個性という能力を持って生まれるのが当たり前の世界でありながら無個性でヒーローになる道を閉ざされていました。
しかし物語序盤にオールマイトから個性の「ワン・フォー・オール」を譲り受けたことでデクのヒーローへの道が切り開かれるという物語であります。
今回はそんなワンフォーオールについてデクが使用できる6つの個性とワンフォーオールの呪いについてまとめてみました。
Contents
デクとオールマイトの個性:ワンフォーオール
今日は日曜、#ヒロアカ 再放送!!
23:00からBS日テレで『僕のヒーローアカデミア』第49話「ワン・フォー・オール」第50話「始まりの終わり 終わりの始まり」が二本立てでオンエア!!
オールマイトのすべてを懸けた戦い、必見!!#heroaca_a pic.twitter.com/8akFNVj6iN— 僕のヒーローアカデミア “ヒロアカ”アニメ公式 (@heroaca_anime) August 11, 2019
平和の象徴と呼ばれるヒーローのオールマイトが持っていた個性。
存在そのものが犯罪の抑止力となるほどの影響力があり、どんなヴィランも捕まえてしまうというオールマイト。
そのためヒーロー志望の小さな子たちは活躍するオールマイトをテレビで見て憧れて後にヒーロー科に入ってくる者たちも多い。
物語はそのオールマイトの個性を無個性であるがゆえにヒーローになることができないデクに渡されたところからスタートする。
規格外のパワー
ワン・フォー・オールの個性はなんといっても規格外のパワー。
ヒロアカにはワンフォーオール以外のパワー系個性もたくさん登場するがワンフォーオールがその中でも一番強い。
林間学校編にて登場した脳無は人体改造されてしまった結果通常の人間よりも十数倍もの力があり、さらに「ショック吸収」の個性持ちと完全にオールマイト対策として作られた脳無であるがオールマイトはそれすらもワンパンしている。
それほど強力であるがゆえに物語初期のデクのような未熟な肉体だと全力のワンフォーオールを使用した場合自分の腕の骨が折れてしまうほどの大けがを負ってしまう。
ちなみにオールマイトは最初から100%の力を常に発揮できていたらしく
オールマイトは無個性であるがとんでもない天才でもある。
体の一部を食べることで譲渡できる
ワンフォーオールの受け渡し方法はワンフォーオールを持っている人のDNAが入った体の一部を食べることで譲渡ができる。
漫画1巻ではオールマイトは緑谷に髪の毛を食べさせることで個性を渡した。
食べるだけでなく持ち主から「渡したい」という意志が入ってないとダメなので偶然食べてしまっても個性は渡されないので大丈夫。
そういう条件であるためワンフォーオールの個性の詳細や受け渡し方法については秘密。もしバレて悪い人物から拷問などで無理やり個性を奪われてしまうということがあることを防ぐため。
また通常ヒーローは個性をヒーロー名鑑などで公開しているがオールマイトの場合はずっと隠しておりインタビューなどの場面では濁し続けてきたため一般人にはワンフォーオールの存在が明らかになっていない。
「力をストックする個性」と「個性を与える個性」の組み合わせ
ワンフォーオールははるか昔の日本を裏で支配していた悪の帝王オールフォーワンから派生して作られた個性。
オールフォーワンの個性は「個性を奪う」「個性を与える」「奪った個性を自由に使える」の3つの能力が混ざった「オールフォーワン」という個性。
その個性により圧倒的な力で無双してきたオールフォーワンは裏社会の王となり悪の限りを尽くしていました。
そんなオールフォーワンには無個性の弟がいて兄の暴走を止めたいという正義感にあふれた男であったが力がなかったためにどうすることもできなかった。
そんな弟になんのいたずらか無個性を哀れに思ったのであろうオールフォーワンはある日”力をストックする”という個性を弟に与えます。
そしてそれと同時に弟は気づく。
弟はずっと無個性だと思われていましたがオールフォーワンと同じく「個性を与える」というそれ一つだけでは全く意味がない個性の持ち主だったのです。
その「力をストックする個性」と「個性を与える個性」の二つが交わったことでワンフォーオールが誕生。
兄のオールフォーワンを止めるためにも弟は立ち上がりました。
しかし弟の代だけではオールフォーワンを倒すことができずオールフォーワンを倒してくれる後継者を探しワンフォーオールを受け継がせたのです。
ワンフォーオールはオールフォーワンを倒すために受け継がれてきた個性なのだ。
ワンフォーオールの6つの新しい個性
ワンフォーオールがただの超パワーではなく歴代継承者の個性も使えると発覚したのは漫画23巻のB組とのバトル。
ワンフォーオールが成長し暴走したことで個性「黒鞭」が発動しました。
ワンフォーオールの「力をストックする」という能力は超パワーをストックするだけでなく、実はなんと歴代継承者の「個性」と「意志」すらもストックできるのだ。
なのでワンフォーオールの精神世界で会話している歴代のワンフォーオールを受け継いだ者たちは本人たちの本物の意志なのである。
個性が6つというのは2~7代目までの個性。
継承者はデクを含めて全部で9人おり、初代はワンフォーオールのみ、オールマイトとデクは無個性だったため6人分の個性が発現している。
・個性「黒鞭」
最初に発現した個性は万縄大五郎(まんじょうだいごろう)の黒鞭。
オールフォーワンを受け継いだ5代目であり頑張れば大概のことはどうにかなるという考えの持ち主。
名前の通り体のどこからでも黒い鞭を出現させる個性。
鞭には粘着力があり1年のセロのガムテープの個性のように捕獲したりするのが得意。万縄大五郎はスパイダーマンの移動のように空中機動が得意だったようだ。
腕が使えなくとも口から出すことも可能。
・個性「浮遊」
2番目に発現したオールマイトの師匠7代目の志村菜奈の個性。
物体を浮かすことができる個性でありお茶子の個性であるゼログラビティーに近い。
この個性とワンフォーオールを同時に使うことでデクは空中でも自由自在に素早く移動ができる。
・個性「危機感知」
4代目四ノ森避影(しのもりひかげ)の個性。「回避の発言を回避したかった場面だったな」という発言をするなどユーモアな部分があるキャラクター。
ヴィランが発生したり人類の危機が発生すると知らせてくれる。危機が感知できるため相手の動きや攻撃などの予測可能。
・個性「煙幕」
六代目の個性。六代目の名前はまだ明かされていない。
煙を体から出せる個性であり視界を遮る。煙を出して逃げたり、煙を使って敵を翻弄するなどが可能。
・個性「発勁(はっけい)」
3rdの個性は「発勁」
中国武術における力のある発し方で呼吸法や重心、体の脱力などを屈指してコンパクトな動作で対象にインパクトを与える攻撃方法と認識してもらうのが良いかと
サポート寄りだった継承者たちの中では攻撃よりの個性ですね #wj25 #ヒロアカ pic.twitter.com/o5RjgHMyW8— ギールベルト (@gilbert0515) May 23, 2021
三代目の個性。名前はまだ明かされいない。
コンパクトに小さな力でも一瞬で大きな一撃を与える能力だと思われる。
ワンフォーオールの呪いとは?
ワンフォーオールの呪いが発覚したのは漫画304話の内容。
ワンフォーオールはAFOに対抗すべく誕生した個性ということで超パワーに加えて歴代使用者の個性が使えるということでチート性能のような個性。
しかし旨い話には裏があるというようにそのメリットを得る代わりに代償も存在してしまう。
ワンフォーオールの呪いとは「早死」。
ワンフォーオールは強大すぎるがゆえにそれを所持するだけで命を燃やしてしまうというデメリットが存在する。
そのため事故などで亡くなるケースもあるが歴代ワンフォーオールの継承者はみな早くして亡くなっている。なのでワンフォーオールの意識に登場する人物たちは若いのである。
特に4代目の死因は年齢が40代なのにも関わらず「老衰」。
しかしここで一つの矛盾が発生する。
それはオールマイトの存在である。
オールマイトは現在40歳なのにも関わらず普通に生きている。オールマイトだけ呪いである「早死」の影響を受けていない。
このことから歴代継承者がたどり着いた答えは
”ワンフォーオールは無個性しか扱えない”
というもの。
人間には個性の器となる容量が決まっておりそれを超えてしまうと何らかの不具合が発生するのだ。
何個も何個も個性を得るというのは通常人間では耐えらず脳無やギガントマキアなどの例のように複数の個性を持ってしまうと知能が低下するように代償が発生してしまう。
ワンフォーオールは個性の容量としては歴代継承者の個性も含まれているので普通の個性の比じゃないくらい大きく
普通の人間では容量が耐えきれず個性を持っている人間が受け継いだ場合、その容量から溢れた分を抑えるために結果命を削ってしまうというものだ。
しかし無個性であれば個性の容量が普通の人間よりも多い。
なので無個性の人間しかワンフォーオールをノーリスクに継承することができないのだ。
逆に言うと無個性である人間はかなりレアな存在であるためデクがこの代で死柄木との決着を付けなければならないという意味でもある。
ワンフォーオールを受け取るということは「早死」するだけでなく「オールフォーワンを止める覚悟」という呪いも受け継ぐという意味なのだ。
ちなみにワンフォーオールが呪いであるという表現は漫画22巻にて物間が幼いころの将来の夢や希望が大人になって逆にだんだんと重荷になっていくという感覚を呪いだとし、その後デクが暴走するという流れで伏線が張られていた。