ジョジョの奇妙な冒険part4ダイヤモンドは砕けないに登場する川尻早人。
スタンド使いではないただの一般人小学生でありながらも物語後半では仗助と共に吉良吉影を倒す超重要なポジションを担ったキャラクターですよね。
今回はそんな川尻早人のかっこいい活躍シーンや覚悟を決めたシーンなどを紹介します
Contents
川尻早人はどんなキャラ?
年齢 11歳(小学5年生)
川尻家のあまりに冷めきった夫婦関係により「本当にパパとママは愛し合って僕が生まれたのか?」を探るようになった小学5年生の川尻早人。
川尻家のありとあらゆる場所に監視カメラと盗聴器を仕掛けており、パパとママの日々の生活を常に監視しているという小学生ながらかなり異質な趣味を持っています。
この川尻早人の監視により川尻造作が普段の振る舞いとは異なることに気づいたことで吉良吉影の正体に辿り着いています。
かなり奇妙な性格をしているがこれは家族愛を欲している感情から来ているものでありこんなことをしていても早人も人間です。吉良吉影とのバトルではママを守るために吉良と戦うことを覚悟を決めている男でもあります。
スタンド使いではないのでスタンドは見えない
川尻早人は吉良吉影と東方仗助とのバトルにて素早い気転と状況を上手く伝える能力により仗助に貢献。
スタンド使いではないのでスタンドを見ることはできないが自分が吉良吉影のバイツァ・ダストの対象になってしまったことでこの世にはスタンド能力なるものがあることに気づいています。
「スタンドは見えていない」とは言うものの吉良の攻撃を的確に分析して仗助に伝えていたり仗助vs吉良戦の詳細を解説していることから間違いなく小学生からは逸脱した能力を持っていることは間違いない。
川尻早人のかっこいい活躍シーン!
川尻早人はスタンド使いではないものの小学生でありながらすごい勇気とファインプレーにより間違いなく吉良を倒すことに貢献したMVPキャラクター。
それゆえにかっこいい活躍シーンがたくさんあります。
吉良吉影と戦う覚悟を決める
バイツァ・ダストで4回目の朝を迎えた時のシーン。
吉良吉影がパパになりすましていることを知った川尻早人はお風呂場にて「ママに手を出したら許さない」と吉良吉影を脅します。
本来は身動きが取れなくなってしまう吉良吉影であるが脅されたことによりつい早人を殺してしまいます。
このままでは正体がバレて承太郎(一度すでにボロボロで満身創痍だったにも関わらず承太郎にボコボコにされたことでトラウマになっている)に見つかってしまうと追い込まれたことで能力が覚醒し「キラークイーン第3の爆弾バイツァ・ダスト」が発現。
バイツァ・ダストは川尻早人から情報を得ようとした人物は爆発してしまいさらに朝に時間が戻ってしまうという能力。一度爆発した事実は消えず時間が来てしまうと勝手に爆発してしまう。
この能力により岸辺露伴から始まり仗助、承太郎、億泰、康一がやられてしまい、早人は誰も吉良吉影を倒すことができなくなったと絶望します。
しかし残された手は自分で吉良を倒すしかないと考えた早人は空気を操る能力を持つストレイ・キャットを引っ張りだしてバイツァ・ダストにより繰り返す朝の中で自分に帽子をかぶせてくるタイミングを見計らって攻撃。
小学生でありながら無敵に近い能力を持つ吉良に対してママを守るために戦う覚悟を見せた早人の活躍シーンです。
吉良吉影の正体を仗助に知らせることに成功する
バイツァ・ダストの輪廻から抜け出した時の早人。
バイツァ・ダストにより一度は岸辺露伴から始まり仗助、承太郎、億泰、康一の全員を爆発させられ自分で戦う意志を見せてストレイキャットで攻撃を仕掛けるも全て防がれてしまった早人。
しかし川尻早人の手はそれだけにとどまらず”賭け”として吉良吉影本人の口から自身の正体を話す時間帯に仗助を引き寄せることに成功します。
繰り返される朝により
・仗助が遅刻すること
・吉良吉影が本人の口から自身の正体を話す
の2つに気づいて電話で早く仗助を呼び寄せてその時間に吉良自身の口から正体を話したところを仗助に見せたのだった。
この早人の活躍により無敵かに思われたバイツァ・ダストの能力を解除させられてしまった吉良。
仗助vs吉良の戦いへと持ち込むことに成功しました。
吉良吉影の能力を見抜く
仗助vs吉良の戦いにより早人はその観察眼で吉良能力の詳細を見抜きます。
仗助たちの情報では吉良吉影の能力は
・触れた物を爆弾に変える
・爆弾に変えたものに誰かが触れると触れた人だけが爆発
・吉良吉影が好きなタイミングで触れた物を爆発させる
の3つほどしか把握していませんでした。
しかし早人は億泰が爆弾に変えられてしまっていることを吉良の表情から見抜き、さらに吉良が戦い方を変えて心理戦を仕掛けてきたことにより「爆弾は1発ずつしか撃てない」「億泰が爆弾になっているから吉良は今何もできない」という仗助たちも知らなかった吉良の能力に気づいています。
仗助の能力を信じて身代わりになる
億泰が吉良にやられてしまったシーン。
億泰が爆弾にされてしまい「億泰に触れたら仗助が爆発してしまう」、しかし「ほおっておいたら致命傷を受けている億泰が助からない」という状況に動けなくなってしまった仗助。
そこで早人が取った行動は仗助の治癒能力を信じて自分が億泰に触れることで一度爆発することでした。
この行動によりさすがに仗助も
「プッツンしてるぜ~ 川尻早人 おめ~のそのブッ飛んでる根性」
と評価。
この早人の行動は仗助が死んでしまったら吉良が自由になり、いずれは自分もママもそして町の人が殺されてしまうという考えからの勇気を超えた狂人じみた度胸によりできた行動であります。
今までの活躍も小学生では考えられない行動でしたがこの身代わりになる活躍はヤバいっす。
吉良吉影の自動追尾爆弾を仗助と共に攻略する
vs吉良吉影戦で室内に逃げ込んだ時のシーン。
億泰がやられてしまい一旦億泰の安全を取るために家の中へと逃げ込んだ仗助と早人。
しかしストレイキャットとキラークイーンの合わせ技である空気爆弾が仗助たちに襲い掛かります。空気爆弾は吉良吉影のタイミングで爆発させる爆弾であるが吉良吉影は仗助たちが見えていないのにも関わらずなぜか追尾してくる爆弾を使ってきます。
その謎を解くために早人は吉良吉影を観察。とくに何も異変は無かったが仗助のガラスの破片自動追尾弾にて吉良はダウン。
その時に吉良電話を持っていたことに気づいて吉良の自動追尾爆弾は父である吉良吉廣(きらよしひろ)との電話による操作だったことを見抜いたのです。
この行動により吉良吉廣を撃破。さらに仗助のガラスの破片自動追尾弾による攻撃でずっと距離を取って一方的に攻撃していた吉良に対して仗助が近づくことに成功します。
吉良吉影戦での決めセリフ
仗助vs吉良近接戦闘にて力で押していた仗助だったがストレイキャットの空気爆弾によるアシストにて再びピンチになる仗助。
空気爆弾による攻撃の間一髪のところを復活した億泰のザ・ハンドによる能力で無効化。
さらにストレイキャットがザ・ハンドにより奪われ、さらにさらに承太郎、康一、露伴に気づかれたことで吉良は事実上詰みの状態となってしまいました。
今まであと一歩のところで追い詰められるもその度に逃げてきた吉良は自分のことを運が良い以上に「運命が味方をしている」と表現してきたキャラクター。
しかし詰みである状況になった吉良に対して早人は
「お前に味方する『運命』なんて お前が乗れるかどうかの”チャンス”なんて」
「今!ここにある”正義の心”に比べればちっぽけな力なんだッ 確実にここにある!今確かにここにある『心』に比べればなッ!」
という名言を残しています。
このシーンは主人公の仗助以上に主人公をしているようなかっこいい早人の活躍シーンですよね。
最後に成長をママに感じてもらえる
吉良吉影を撃破した安堵もつかの間早人は自分の父を失った悲しみを改めて感じてその日の夕食にて泣いてしまいます。
川尻家は離婚してもおかしくないが子供がいるからできなかったというほどのかなり冷めきった家族関係でしたがパパがいなくなるのは寂しい早人。
しかし最後に母から「最近背のびた?」と成長を感じてもらうことができました。
おそらくこの描写は吉良吉影のバイツァ・ダストから抜けるためにした行動と吉良吉影戦を終えたことによる早人の人間的な成長と
バイツァ・ダスト最後の朝は行ってきますのほっぺにキスを早人からママにしたことで再びママから早人への愛情が生まれたことにより今まで一切早人を観察していなかったママがあらためて早人を見るようになったことで気づいたものだと思われます。
川尻家は今後早人とママの二人で生きていくことになりますがこの二人の関係であればしっかりと暮らしていけるだろうと思えるような描写となっています。
スピードワゴン系譜ジョジョ特有の解説キャラ
川尻早人は役割的に仗助たちに吉良の能力を教える役とジョジョ特有の戦闘描写を読者に詳しく伝えるための解説系キャラの役割をになっていました。
近いキャラクターとしては
・スピードワゴン
ジョジョ1部、2部に登場したキャラクター。とくにジョジョ1部の主人公ジョナサンと行動している時は一生懸命解説していました。
・ショトロンハイム
ジョジョ2部に登場したドイツの軍人。サンタナ戦やカーズ戦にて一生懸命解説していました。
小学生でありながらさらにスタンドが見えないという状況でしっかりと吉良vs仗助戦で解説した川尻早人はかなり有能なキャラクターでしたね。