【ヒロアカ】荼毘の過去!蒼炎の使い手の正体を紹介!

僕のヒーローアカデミアに登場するヒーローの敵であるヴィラン連合たち。

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最初はならず者集団という形でありましたが個々の戦闘能力はヒーローに負けず非常に高く、またそのキャラクターの濃さから人気も非常に高いキャラクターたちばかりです。

今回はそんなヴィラン連合の中から長らく過去や背景が不明だった荼毘が単行本31巻にて判明したので荼毘についてまとめてみたぞ!

 

最新刊近くの内容に触れているので読んでいない方はネタバレ注意

 

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【ヒロアカ】荼毘というキャラクター

個性:炎系(名称不明)

身長:176cm

好きなもの:不明

CV:下野紘(しもの ひろ)

 

僕のヒーローアカデミアのヴィラン連合に所属している一人である荼毘。

ヴィラン連合に入ったきっかけはヒーロー殺しの異名を持つヴィランであるステインであり、ステインの思想である「ヒーローとは見返りを求めてはならない。自己犠牲の果てに得うる称号」という考えに賛同してヴィラン連合に入る。

 

ヴィラン連合のメンバーの中では歪んだ思想を持つこと以外は一般常識を身に着けていたり、頭がキレるキャラクターの立ち位置を担当。

そのため荼毘専用の脳無をもらっていたりドクターに気に入られているためかハイエンド脳無のテストに協力させられるなどの待遇を受けている。

 

ただトガヒミコやトゥワイス、スピナーのようにヴィラン連合に対する仲間意識は全くなく、どちらかというと自分の目的のために連合を利用しているような立ち位置で参加している。

死柄木も荼毘のその態度についてはおそらくわかっているが荼毘が使える人物であるため特に気にしていない。

 

そのため仲間にあまり心を開くことなく人間関係はどこか常に一線引いた立ち位置を取っている。

 

【ヒロアカ】荼毘の過去!蒼炎の個性の正体を紹介!

荼毘の正体は轟燈矢

荼毘はずっと仮名でありヴィラン連合に入った時から来るべき時が来たら本名を明かすということでメンバーにも素性を隠していました。

荼毘の正体が明かされたのは単行本31巻。

 

ヒーローvsヴィラン連合&異能解放軍の兵士たちによる大バトル時。

僕轟燈矢は エンデヴァー家の長男として生まれました

今まで30人以上の罪なき人々を殺しました 僕が何故このような醜穢(しゅうわい)な所業に至ったか皆にしってもらいたい

あらかじめ荼毘が録画しておいた放送流れる。

そこではエンデヴァーと荼毘の関係とエンデヴァーの過去が放送されます。

・オーマイトを超えるヒーローを作るための野望を子供に託す

・倫理的にタブーである個性をデザインする個性婚をする

・轟燈矢は失敗作だったから見捨てられた

と発表したのだった。

 

焦凍やエンデヴァーが荼毘の正体が燈矢であることに気づかなかった理由としてはヒロアカの世界では炎系の個性はそこまで珍しいものではないらしくエンデヴァーの事務所にもいるくらいらしい。

なので見た目が全く変わった燈矢に気づかなかったのだ。

 

個性婚の長男として誕生

荼毘の過去がくわしく語られているのは単行本31巻。

エンデヴァーが結婚した理由はオールマイトを超えるヒーローとなる子供を作る為。そのために個性婚という手段で今の妻である氷の個性を持った冷(れい)を嫁にもらいます。

 

ほどなくして誕生したのが長男の荼毘である轟燈矢。

 

燈矢は冷の氷の個性である特性を受け継ぐことはなかったがエンデヴァー以上の火力を持った強力な炎の個性を持って生まれました

そのためエンデヴァーは燈矢に期待してオールマイトを超えるヒーローとなるように教育します。

 

ヒーローにはなれないと諦められる

荼毘にヒーローとなるための教育をしていたエンデヴァーだったが荼毘の体には弱点があった。

荼毘の体はエンデヴァーの炎の個性を受け継いだが体質は冷の個性から寒さにつよい体として生まれてしまいます。

 

これにより自分の強力な炎に体が耐えきれず荼毘の個性を鍛えてしまうと火傷を負ってしまう体質であることが徐々に発覚します(エンデヴァーも長時間自分の個性を使うと熱がこもってあまり動けなくなるというデメリットを持つが自分の個性で火傷をしてしまうという事はなかった)。

 

このことによりエンデヴァーは荼毘ではオールマイトを超えるはおろかヒーローにすらなれないだろうと悟る。

そして燈矢がヒーローになるための教育をやめることになります。

どれだけ言っても…毎日新しい火傷をつくってくる…

バカなところも俺に似た…諦めさせるにはそれしかない… 燈矢には超えられ…ない

 

エンデヴァーから見放されるも諦められない燈矢

燈矢をエンデヴァーが訓練しなくなってから数年後エンデヴァーが思った理想の個性である氷と炎の能力を合わせ持った焦凍が誕生。

これによってエンデヴァーは焦凍をプロヒーローとして育てるべく燈矢を見なくなることがさらに加速。

焦凍が生まれたことで一切自分を見なくなってしまったエンデヴァーに怒りが爆発して焦凍に攻撃を使用とするまでになってしまった荼毘。

 

ただ自分を見てほしいという荼毘の願いだったがエンデヴァーはそれすらも受け入れなかった。

ヒーローの世界しか見せられないと燈矢や他兄弟などの全ての責任を妻である冷に投げるようになったのです。

 

心に闇が宿る

それから5年後13歳となって落ち着いたかのように見えた燈矢。

しかし燈矢の心はまだエンデヴァーに見て欲しいという気持ちでいっぱいだった。

 

5歳になった焦凍を他兄弟と隔離してオールマイトを超えるヒーローとするべく特訓させるエンデヴァー。それを恨むように見る燈矢。

 

燈矢は次男である夏くんに対して夜な夜なエンデヴァーへの不満を漏らしていました。

「俺たちは失敗作だから相手にされない すごいよないらない子をつくってこれが現代ヒーローなんだぜ」

しかし夏くんは別にヒーローになることに興味はなく燈矢あしらう。

 

ある日一人裏山で個性訓練をしようとしているところを母に見つかり止められてしまう。

本当に”ヒーロー”になりたいの?

お母さんには…お父さんに縛られて苦しんでいる様に見える…

しかしこの言葉に燈矢は強く反発し、ひどい言葉を投げつけて裏山へと向かっていくのであった。

 

荼毘へと闇落ちする

そして13歳の冬、燈矢は裏山の事故で死亡することになります。

13歳となって個性がさらに成長した燈矢は火力の高い蒼炎を出せるようにまで成長。

 

ただそれが原因で山火事となり燈矢は焼け死ぬことになります。当時の炎は2000℃を超えていたらしく遺体は残らずに全て燃えてしまう。

かろうじて残ったのは下あごの骨の一部のみ。

 

こうして轟燈矢は世間的には死亡してしまうのだった。

 

ただ燈矢は生きていました。

荼毘としてヴィラン連合の一人として、ただエンデヴァーへの復讐のためだけに動く獣になってしまったのだ。

 

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荼毘となった今でも個性や戦闘力の強さには敏感

荼毘へと闇落ちしてしまった燈矢であり、自分の個性が失敗作であると植え付けられた経験から自分があまり強くないことや、個性が微妙であることには敏感に反応しています。

 

林間学校編ではトゥワイスに作ってもらった荼毘のコピーがすぐさまイレイザーヘッドに破壊されてしまったことについて「弱えな 俺」と落ち込んだり

異能解放軍の氷の個性の戦士である外典の「異能(個性)の強さ以外に生の価値はない」という発言については一瞬何かを考えてから「そりゃ哀しいな 死ね」と発言する描写があります。

 

荼毘vs外典というバトルの内容は

外典の場合は学校も行かずひたすら個性を強化して戦士となるために成長してきた背景があり、荼毘は強くなりたくても相手にしてもらえなかったという背景があります。

 

この二人の背景はかなり対照的な関係でありそれを意識してあらためて二人のバトルを見てみると面白い発見があるのかもしれませんね。

 

荼毘の過去!まとめ

今回は荼毘の過去、轟燈矢についてまとめてみました。

いかがだったでしょうか。

 

燈矢が強い恨みをエンデヴァーに持って荼毘へと転じてしまう内容でありましたね。荼毘はずっとヴィラン連合のためというよりはエンデヴァーへの復讐のために動いていたキャラクター。

そんな荼毘の過去を振り返っていただけたならば幸いです。

 

今回もありがとうございました。