週刊少年ジャンプで連載されていた【鬼滅の刃】。
映画化もされた無限列車編の強敵として登場し、炭治郎や煉獄さんを苦しめた下弦の鬼である魘夢(えんむ)。今回はそんな魘夢(えんむ)の能力である血鬼術や過去について紹介していきます!
鬼滅の刃無限列車編の映画未鑑賞の方はかなりネタバレを含みますので注意してください!
Contents
パワハラ会議で生き残った鬼、魘夢(えんむ)
鬼滅の刃での名シーンであり下弦の鬼の伍・累が倒されてしまったことで怒り狂った無惨が残りの下弦の鬼たちを役立たずと解体してしまったパワハラ会議。
「何故に下弦の鬼はそれほどまでに弱いのか」
下弦の鬼たちが上弦と比べるとあまりにも弱く、一向に鬼殺隊に成果を上げないことに対して無惨は怒ったのだ。
無惨の意見に対して反対すれば殺されてしまい、肯定したとしても自分が弱いということになってしまうため殺されてしまうというあまりに理不尽な内容。
これにより下弦の鬼は魘夢(えんむ)を残して全員倒されてしまう。
「最期に言い残すことは?」
という無惨のセリフに対して
「私は夢見心地で御座います 貴方様直々に手を下して戴けること」
「他の鬼たちの断末魔を聞けて楽しかった 幸せでした」
「人の不幸や苦しみを見るのが大好きなので夢に見るほどすきなので 私を最後まで残してくださってありがとう」
という今から自分が殺されるにも関わらずウットリしながら狂気と言えるセリフを本心から言ったために無惨に気に入られて生き残る。
そして無惨から大量の血を分けてもらった結果血鬼術などが大幅に強化!
魘夢は炭治郎や煉獄さんの前に立ちはだかります。
魘夢(えんむ)の性格や戦い方がいやらしい!
パワハラ会議でもわかるが魘夢の性格は常軌を逸した頭のネジが外れた性格をしている。
特に人の不幸が大好物。
夢を使った能力を使用した時はその人にとって幸せな夢を見せてからそれを破壊するかのような悪夢に切り替えることでその人物の表情が絶望に叩き落されていく様を見るのが好きらしい。
さらに人心掌握にもたけており鬼殺隊と戦うときは良い夢を見せてやるかわりに鬼とわかっていながらも人に協力させている。
「幸せな夢や都合のいい夢を見ていたいっていう人間の欲求は凄まじいのにな」
ただ鬼殺隊との戦いはかなり慎重なタイプであり眠らせる能力だけでは攻撃を開始しない。
幸せな夢を見させて目覚めたくないという状況を作ってからその人物の精神の核を破壊。精神の核を破壊されてしまった人物は廃人となり植物人間状態となってしまう。
この廃人状態にさせてやっと攻撃を開始し始めるのが魘夢!
性格やセリフの割にはかなりいやらしい戦い方を仕掛けるのが特徴なのだ!
魘夢(えんむ)の血鬼術や能力
血鬼術「夢操作」
眠らせた相手の夢の内容を自由に操ることができる血鬼術。相手の記憶も同時に読み取ることが可能でありその人にとって一番幸せな夢を見せる。
夢を操ることができるので幸せな夢だけでなく悪夢も見せることが可能。しかし鬼殺隊とのバトルでは念には念を入れて戦うタイプであるため悪夢の場合は起きてしまう可能性があるため幸せな夢だけを見せて足止めをする。
魘夢の作った夢から脱出するには夢の中で自決するしか方法がなく精神力がめちゃくちゃ強くないと魘夢を攻略できない。
人を夢に入らせる能力
魘夢が作った特別な縄を対象者の手首に結ぶことでその人の夢の中に入ることができる能力。
作中では一般人が炭治郎や煉獄さんの夢の中に入ってきたが魘夢も入ることが可能。ただその人の夢の中に入るとある程度の様々な影響を受けてしまう危険な行為であるために魘夢自身では入ろうとしない。
魘夢はこの能力で一般人に炭治郎たちの夢の中へ侵入させて夢の中の世界の端っこにある精神の核を破壊させようとしました。
精神の核は一般人でも簡単に破壊可能であり破壊されてしまうと廃人となって何もできない状態となってしまう。
また魘夢の縄を無理やり切ったりしてしまうと夢の中に侵入した人の意識も戻らないというデメリットも存在。
作中では禰豆子の血鬼術の能力である血鬼術の無効化を使うことでモブたちも現実世界に戻ってこれた。
血鬼術「強制昏倒催眠」
強制的に眠らせることができる血鬼術。眠らせる方法はいくつかあり魘夢は場面場面に応じて使用している。
・切符を切って眠らせる
魘夢の肉体から作った切符を切るための改札はさみと切符。
この二つを使うことで人間でも眠らせることが可能。魘夢自身が近づく必要がないため一番安全に気づかれず眠らせることができる方法。
炭治郎はにおいにより鬼である魘夢のにおいを察知していたが最終的には眠らされている。
この能力により炭治郎たちだけでなく無限列車に乗っていた200人の一般人たちも眠らせている。
・強制昏倒催眠の囁き
「お眠りイィィィ」
魘夢の手の甲についている口から発せられる言葉を聞いてしまった相手を眠らせる能力。
防御手段はほぼほぼ無く、作中の炭治郎は眠らされた瞬間から夢の中で何度も自決するという力技で突破していた。
・強制昏倒催眠 眼
電車と融合したのちに使用した血鬼術。目が会った瞬間から眠らされてしまう。
目が会わなければ眠らないので被り物をしていた伊之助には効かなかった。
目が会っても術にかけないということも可能であり現実と夢をごっちゃにさせて炭治郎を現実で自決させようという戦法も可能。
物と融合する能力
魘夢は作中無限列車と融合。本体が列車となり列車の中が魘夢の体内となった。融合した場合は元々の体が本体でなくなるため首を斬られても死亡しない。
これによって乗客200人が人質状態となり、いつでも攻撃が可能となるも列車内の煉獄さんや禰豆子が奮闘したことで乗客の一人も被害が出なかった。
列車と融合した場合は急所である首の位置もカモフラージュされて一目ではわからないが伊之助の鋭い感覚と炭治郎の嗅覚により発見。
最期は車掌室にあった首の骨を炭治郎に斬られたことで敗北してしまいます。
魘夢(えんむ)の過去は?
魘夢(えんむ)の過去は鬼滅の刃ファンブック2や映画の入場得点にて描かれています。
かつての人間であった魘夢は夢と現実の区別がつかない子供として成長し周りの大人たちを困らせていた。
成人後は医者でもないにも関わらず余命の短い病気の人間に対して催眠療法で「健康になった」とぬか喜びさせ金を巻き上げるも死ぬ間際に真実を暴露して絶望にたたき落とすという悪行を繰り返していた。
魘夢の人の辛い表情や絶望に落ちる顔を見るのが好きというのは人間時代からのものであり鬼になる前と性格はほとんど変わっていません。
鬼になった経緯としては無惨が単純に腹をすかせていたところをたまたま喰われてしまったところから。
そのまま致命傷を負うも自分を食べた無惨が鬼であることを羨んで褒めてそのまま絶命しようとしたところを無惨の気まぐれで鬼にされてしまう。
無惨はそのことについて空腹時の気まぐれであったため全く覚えておらず思い出そうともしない。しかしその魘夢は下弦の壱にまで上りつめている。
魘夢は鬼になったそのころから無惨を崇拝するようになったのだ。
魘夢は無惨の気まぐれで鬼となり気まぐれでパワハラ会議で生き残るなど存在は覚えられてはいないが無惨に気に入られる性格をしているのだ。