週刊少年ジャンプで連載中の【僕のヒーローアカデミア】ことヒロアカ。
単行本14巻辺りから少女エリちゃんを救出するために始まった死穢八斎會編のラスボスであるオーバーホールこと治崎廻。治崎はデクに敗北したことで捕まってしまいその後長らく登場していませんでしたがヒロアカの最終章315話にて再登場しました。
再登場した治崎は精神が壊れているもオヤジに会いたいという一心をレディ・ナガンに伝えており、デクを確認する条件でオヤジに会わせろと約束させました。
ということでこの記事では治崎と親父の関係、なぜここまで親父にこだわっているのか?
をまとめています。
再登場した治崎が親父にこだわるのはなぜ?
デクVS元ヒーロー保安協会のレディ・ナガンの戦場に現れた治崎。
レディ・ナガンと治崎は極悪犯罪人を収容しているタルタロスの囚人だったがAFOと脳無ニア・ハイエンドの襲撃により脱走。
レディナガンの場合は脱走させてもらった条件としてデクを捕まえてAFOのもとに連れてくるように依頼を受けました。
またレディナガンは精神がすでに壊れている治崎を見つけて「何かに使えるかも」という理由で連れてきていました。その結果治崎とデクは死穢八斎會編でバトルをしていたことからデクの顔が判明しレディナガンがデクと戦うという流れとなります。
精神が壊れてしまった治崎は「オヤジ、、、」とただ一言つぶやくばかり。
治崎はなぜここまでオヤジにこだわるのか?治崎にとってオヤジとはどんな存在なのでしょうか?
親父は治崎は恩人である
治崎の言うオヤジとはヤクザ組織死穢八斎會の組長である。
治崎は幼少期に孤児院のような場所で過ごしていたところを当時死穢八斎會の組長のオヤジと出会ったことで以降養子として育てられるようになります。
オヤジの考えである「死穢八斎會はヴィランではなく、侠客であらねばならない」という考え方から多くの人がオヤジを慕って死穢八斎會は大きくなっていきます。
*侠客(きょうかく):弱きを助け、強きを挫くという生き様
しかし個性という能力が世界の当たり前となりそれに伴いヒーローという警察とは違う治安維持組織の誕生、そしてオールマイトの平和の象徴という活躍によりヤクザ組織の解体が進んでいったことで死穢八斎會も例外ではなく生き残りに悩んでいました。
治崎も組を大きくしたいというオヤジと同じ目的は持つものの治崎のやり方は仁義に反するという理由で反対されていました。
「人の道から逸れたら侠客終いよ治崎 心のねェ外道に人はついてきやしねェ」
とは言え組長も死穢八斎會のためを思っての治崎の行動であったために思いやりを持って接し続けていました。
治崎の過去!!組を大きくしたいがための罪
「理想を並べるだけじゃ死ぬ一方だ 何でわからない…!」
このままつぶれゆく死穢八斎會をどうにかしようとする治崎であるがオヤジは自分のやり方を変えない。この意見のぶつかり合いから次第に治崎はオヤジとの間が溝を深めていくようになります。
そんなある日オヤジは絶縁した自分の娘が捨てた子供のエリを引き取ることになります。
そしてエリの個性が人を消滅させてしまったことで治崎の個性と似ていたことからエリの個性の詳細を調べるとともに世話をしてやってくれと治崎に頼みました。
しかし治崎はエリの個性が「巻き戻し」であることを突き止めたことで世話をするどころかエリの能力を使って今の個性で成り立つ世界を元の何も能力のない世界に戻そうと計画するのです。
エリの能力で
・個性を消す薬
・個性を復活させる薬
の二つを作る。
この薬を売買し、さらに薬の元はエリの肉体から作られるため完全に市場を独占できると踏んでオヤジに計画を話した治崎。
しかしオヤジはエリの体から作るというあまりにも非人道的行為ということからその計画を反対します。
「どいつもこいつも大局を見ようとしない!!」
という治崎の名言はデクとのバトルで出た言葉であるが自分の計画に賛成しないオヤジや組内のオヤジ派の考えで動く人々に向けた言葉でもあるのだ。
いいから黙ってみていてくれと治崎は自分の個性を使って組長を植物人間にさせました。
とは言っても組長は治崎の恩人であり尊敬している人物。
エリを使った計画が軌道に乗って組が大きくなったら修復するという考えで一時的に若頭として死穢八斎會の実権を握ったのです。
治崎の敗北!個性が使えなくなってしまう
しかし治崎の野望は死穢八斎會編のラストでデクやミリオの活躍により潰えてしまい
エリはヒーローに保護され治崎は捕まってしまい事実上死穢八斎會は解体されることになり死穢八斎會編は一件落着となりました。
ただ治崎は捕まるだけでなく警察が輸送していた車がヴィラン連合に襲撃を受けてしまう。
「おまえが最も嫌がる事を考えた」
という死柄木のセリフと共に治崎は両腕を失ってしまいます。
治崎の個性は指で対象に触れることで発動するタイプであるため腕を失うと個性が使えなくなってしまうのだ。
こうして治崎はタルタロスに収容されると共に個性が使えない人間となってしまいます。
単行本18巻死穢八斎會編のラストの治崎の「あああああああああ」という叫びは自分の個性を失ってしまったことや自分の野望が打ち砕かれた悲しみ、単純に腕が痛いからというわけではなく
レディナガンとのやり取りを見る限りオヤジを元に戻すことができないという事に気付いたことによる悲しみの叫びなのかもしれませんね。
デクの今後に注目!
レディナガンとデクのバトルの後に再び捕まった治崎。
治崎はもう自分にはオヤジしかいないのだと、そしてオヤジに謝りたいとしてオヤジに会わせろと叫びます。
その言葉に対してデクは謝りたいという感情をエリに向けることができるのであればレディナガンとの約束を僕が引き継ぐと約束しました。
その後は再びタルタロスに送られてしまった治崎廻。エリと治崎が再び出会うシーンが今後来るのでしょうか?
ヒロアカは現在最終章でありデクとAFOの最終決戦。
エリと治崎が出会いどんな言葉をかわすのか?そして治崎はオヤジと会ってどんな言葉をかわすか?そもそも最終章であるためそんなシーンは描かれるか?などなど今後の展開がかなり気になる僕のヒーローアカデミア。
治崎は捕まったままだと思いますがせめて組長の体が元に戻る展開は欲しいですよね。