ジョジョの奇妙な冒険第4部ダイヤモンドは砕けないに登場する支倉未起隆(はぜくらみきたか)。
ミキタカは自称宇宙人と名乗る仗助たちと同じ学校に通う生徒でありますが物語の最後の最後までミキタカの詳しい素姓が明かされる事なく結局本当に宇宙人だったのかなど正体不明のまま物語が終了しました。
今回はそんな宇宙人と名乗るミキタカについて本当に宇宙人だったのか?はたまたただのスタンド使いだったのか?を詳しく迫ってみました。
Contents
私は宇宙人?支倉未起隆とは
物語中盤仗助と億泰の二人が学校へ向かっている時に杜王町内の畑の中に発生していたミステリーサークル。
その真ん中で倒れていたのが支倉未起隆。
「ここは地球ですか?」という一言目と共に自分がマゼラン星雲にある星出身であるいわゆる宇宙人であることを話すも仗助と億泰からは手の込んだイタズラだと思われて笑われてしまいます。
しかし仗助から貰ったティッシュの使い方がわからず食べてから「ありがとう とてもおいしかったです」と言ったり、億泰行きつけのアイスクリーム屋が閉店していた時に「さっきのティッシュと交換ということで」と言いながらカバンの中から冷たいままの閉店しているアイスクリーム屋のストロベリー&チョコチップとバニラ味のアイスを取り出すなど
明らかにただ者ではないことをした支倉未起隆。
その後は敵としてではなく仗助たちと行動し、宇宙人かただのスタンド使いなのかは不明のまま特に仗助たちも気にすることなく日常を過しています。
ハゼクラミキタカは宇宙人?手がかりをまとめてみた
ミキタカの宇宙人情報
ミキタカの自己紹介としては
・出身地 マゼラン星雲
・本名「ヌ・ミキタカゾ・ンシ」
・年齢 216歳
・職業 宇宙船のパイロット
・趣味 動物を飼うことでハツカネズミをカバンに一匹持っている
といった内容。
さらに加えて宇宙人らしい情報は
・一般常識にかなり疎い
・上空150万キロ先に宇宙船を待機させてある
・腕時計で宇宙船を呼ぶ
・「光線銃」や「ウルトラハイパー無重力装置」も持っているが宇宙船に置いてきてある
・サイレンの音を聞くと蕁麻疹が一瞬にして浮き上がる
などなど。
地球に来た理由としてマゼラン星雲に住んでいたが滅亡してしまい、変わりに住む場所として地球を調査しにきたらしく日本語は到着する前までに宇宙船で学んできたとのこと。
日本語は上手く話すことができますが単語や日本の文化、常識にはかなり疎いような描写を見せています。(例 ティッシュを食べておいしいと言う)
弓と矢に選ばれた人物でありスタンド使い
支倉未起隆は下校中のところを味方となってくれる者をさがしていた吉良吉影のパパである吉良吉廣(きらよしひろ)の持つ弓と矢に選ばれています。
通常弓と矢に選ばれた人物は体を貫かれてスタンド使いとして覚醒するもミキタカの場合は首筋を少し切っただけで弓と矢が弾かれるという特殊な演出を見せています。
この演出もあってか「弓と矢によって覚醒したスタンド能力者」なのか「宇宙人としての生まれつきもったスタンドに近い特性」なのかは不明。
スタンド名は「アース・ウインド・アンド・ファイヤー」
【破壊力:C/スピード:C/射程距離:なし/持続力:A/精密動作性:C/成長性:C】
何にでも変身できる能力を持っている。作中ではスニーカーに変身して驚異的なジャンプ力を見せたりサイコロに変身して岸辺露伴を仗助と共にイカサマでハメようとしています。
自分の力以上のものには変身できないらしく機械のような複雑な動きを取るものには変身できない。
最初に出会った時にカバンからアイスクリームを出したのもこの能力であり手の一部をアイスクリームに変化させたとのこと。
公式ではミキタカの能力をスタンド能力として紹介されますがミキタカ本人は生まれ持っての能力と言っています。
スタンドが見えない
スタンド能力は一般人には見ることができずスタンド能力者同士でしか見ることができない。
このルールにより第4部の作中では一般サラリーマンとして紛れ込もうとした吉良吉影の正体を仗助は見破ったりしています。
しかしミキタカは一応スタンド能力者でありながらスタンドは見えておらず仗助の出したクレイジーダイヤモンドの脅しの拳に対して全く反応を示していません。
この出来事により仗助はミキタカはスタンド使いじゃなく何かしらの能力者だと結論付けています。
スタンド能力は見えていませんがスーパーフライ戦では吉良吉影戦の川尻早人と同じように見えていないながらも的確に状況を解説、そして仗助にアドバイスなどを送っています。
ミキタカにはごく普通の母がいる
仗助がミキタカと知り合って後日「寝泊りや飯、お金はどうしているか?」を尋ねました。その時になんとミキタカの母が登場します。
会話の内容としては
・杜王町に引っ越してきたばかりでやることがある
・ミキタカは宇宙人であると人様をからかっているだけ
・東京の前の学校でミキタカが本当に宇宙人であることを信じた人がいて大騒ぎになった
といった内容を繰り広げました。
しかしこの話の後にミキタカはヒソヒソ話で
「いわしといてください 彼女は僕が『洗脳』して息子だと思い込ましているんです」
「『支倉未起隆』というのも地球での仮の名なんです」
と伝えて去っていきました。
この状況により仗助は完全に混乱。さらに見ていた吉良吉影のパパも本物の宇宙人なのか?それとも矢が当たっただけのスタンド使いなのか?と激しく動揺していました。
支倉未起隆の正体はわからないという設定
作者の荒木飛呂彦先生はミキタカの正体は「宇宙人」であるのかそれとも「ただのスタンド使い」であるのか”あえてわからないように描いた”とのことでそれぞれ読者たちに宇宙人かそうでないかを考えさせるようにキャラを作ったとコメントしています。
なので支倉未起隆の正体は公式的には明かされていません。
支倉未起隆の正体は?
宇宙人である場合
・クレイジーダイヤモンドで脅された時も全く見えていない素振りをしている
・スタンド能力を開花させる矢が刺さらずちょっと切っただけ
などなど
一般人とは思えない描写が多いことから支倉未起隆の正体はどちらかというと「宇宙人寄り」なのではないか?と考察できます。
スタンド能力「アース・ウインド・アンド・ファイヤー」もスタンド能力ではありますがスタンドが見えないことからミキタカが生まれつき持つ能力だと説明できそうです。スタンド特有の人型スタンドも見えていません。
ただ本当に宇宙人だった場合は洗脳している女性の稼ぎからミキタカの学費や食費が出ていることになりそうなのでそこだけが個人的にはちょっと嫌です。
スタンド使いで地球人の場合
・母の話が本当
・自分が宇宙人であるというのはコミュニケーションの一つか妄想
と考えられそうです。
本当は地球人だった場合ミキタカは「重度の統合失調症」か「大ウソつき野郎」ということになってしまいます。
嘘をついているパターンはミキタカの話や人格から否定できそう。
病気による妄想であり本当に自分を宇宙人であると信じているスタンド使いといういわゆる「強い思い込み」の場合にのみ地球人説が当てはまりそうです。
能力は公式的にスタンド能力として紹介されているので地球人説はありそう。
ただ思い込みだった場合は矢が選んだのにも関わらず刺さらなかったことやスタンドが見えないこと、なぜ最初にミステリーサークルがあったのか?などが説明できません。
母の話が本当であるならば東京から杜王町へ転向してきたことになるので仗助たちと初対面時に「ここは地球ですか?」という発言もよくわかりません。
支倉未起隆地球人説は否定できる材料が多いので個人的にはミキタカの正体は宇宙人かな?と思っています。
他ジョジョ4部に関する物語が終了しても残る謎や回収されなかった伏線についてはこちらでまとめています。
→【ジョジョ4部】「アレ結局なんだったの?」最後まで回収されなかった伏線や謎6選!