【鬼滅の刃】は主人公竈門炭次郎の妹を鬼にした宿敵鬼舞辻無惨が敵として立ちふさがる。

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その鬼舞辻無惨に選ばれた最強の鬼たちの十二鬼月(じゅうにきづき)が登場し

中でも上位6人は上弦の鬼と呼ばれ100年以上変わらないメンツで鬼殺隊を苦しめてきました。

 

上弦の鬼と言っても元は人間であり人間の時の記憶や過去が当然あります。

今回は上弦の鬼メンバーの過去をまとめてみました。

 

 

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上弦の鬼の過去まとめ!

上弦の陸 堕姫・妓夫太郎

二人で一つの鬼。

遊郭の夜の街でずっと潜んでいた鬼であり表では妹の堕姫(だき)が活動し

ピンチになると兄の妓夫太郎(ぎゅうたろう)が出現する。

無惨としては妓夫太郎の実力を買っており堕姫は足手まといだと思っている。

 

二人は撃破されてしまうが音柱の宇随天元(うずいてんげん)を引退にまで追い込んでいる。

 

堕姫・妓夫太郎の過去

妓夫太郎は遊郭の最下層の生まれ、お金のなかった家であったので

子供なんて生きているだけで飯代がかかる迷惑な存在として疎まれていました。

そのため毎日暴力で殺されそうになりながら石を投げられたり暴言を浴びて生きてきのだった。

「この世にある罵詈雑言は全て俺のために作られたようだった」

 

堕姫の本名は梅。

梅は美人として生まれており妓夫太郎にとっては自慢の妹。

妹も生まれてすぐは母親に殴り殺されそうになっていたが妓夫太郎が怒り狂って

暴れたことで親子の力関係が変わる。

 

しばらくして妓夫太郎は喧嘩も強かったことから取り立ての仕事を始めて醜い顔であったが

誰もが恐れたので自分の顔が誇らしくなっていた。

 

妓夫太郎も堕姫も遊郭で仕事が入るようになって生活が安定していくように思えた。

 

 

ある日十三になった堕姫は侍の目をかんざしで突いて失明させたことで

その報復として生きたまま焼かれてしまう。

堕姫が侍を失明させた理由は妓夫太郎を侮辱されたから。

その侍と依頼した女将には報復した妓夫太郎であるが住む場所も

妹も失ったことで世界に絶望します。

 

そんな時現れたのが当時上弦の陸であった童磨であり鬼としてスカウト。

妓夫太郎のこれまでの人生で助けてくれる人間はだれ一人いなかった。

そのため生まれ変わっても鬼となり幸せそうな他人から必ず取り立てると誓うのであった。

 

炭次郎に敗北後唯一の心残りは妹であり。

染まりやすい性格だったことから普通の家で育っていれば何か別の道があったかもしれないと後悔。

敗北してすぐに喧嘩してしまったが仲直りしている。

 

上弦の伍 玉壺(ぎょっこ)

芸術家であり自分の作品に誇りをもっている鬼。

そのため自分の美的センスを馬鹿にされるのが許せなく無一郎と悪口の言い合いをした。

またクリエイターとして鬼が近くにいるにも関わらずずっと高い集中力で

刀を研いでいた鋼鐵塚(はがねづか)に対して嫉妬する一面もある。

 

長年秘密であった鬼殺隊の刀を作っている刀鍛冶の里の場所をつきとめているため割と有能。

 

玉壺(ぎょっこ)の過去

玉壺(ぎょっこ)の過去は漫画本編では過去が公開されておらずファンブックに掲載されています。

 

子供のころから魚の死骸を集めるなど変なことばかりしていたため周りの人から嫌われていた玉壺。

人間の頃の名前は益魚儀(まなぎ)でありある日漁に出た両親がそのまま帰らぬ人となり水死体として

発見されて子供ながらに一人身になってしまいます。

 

村人たちはつかず離れずの距離で見守っていたがある日玉壺をからかいにきた

子供たちを殺して壺の中につめていた。自分の親の水死体を美しいと感動したらしい。

 

それを知った村人から報復としてモリでめった刺しにされ殺されかけるも

偶然通りかかった無惨に鬼にしてもらった過去があります。

 

趣味に自分の体を改造するというものがあることから他の鬼とは全く違う姿をしている。

 

上弦の肆(し)半天狗

首を斬られれば斬られるほど分身を生み出す血鬼術の使い手。

分身は増えれば増えるほど一体一体は弱くなっており

四体の鬼の喜怒哀楽が全員合体する憎珀天(ぞうはくてん)が最強の状態。

 

本体は分身に任せて逃げる立ち回りで炭次郎たちをかく乱した。

本体は小さく逃げてばかりだが上弦の肆を担当されているため生半可な攻撃は通らない。

 

半天狗の過去

虚言壁かつあらゆる事実を自分の都合の良い方向に解釈し

常に自分が被害者意識をもっていた半天狗。

 

善意で世話をしてくれる人に盗みと殺しを繰り返すという生活をしており

自分がいざつかまっても自分は悪くなく周りのせいだと常に言っていた。

 

名前も本名も生い立ちもその場その場で変えてきており一時期

妻と子供がいたこともあったが虚言壁や不誠実さを責められると

妻子を殺すということを繰り返していることから本当に救えない人間。

 

漫画では盗みをしたのも自分の腕が悪いと言ったり目の見えない盲人のフリを続けるも

見破られ打ち首になる寸前で無惨に鬼にされている。

 

上弦の参 猗窩座(あかざ)

強さを追い求めて鬼となった猗窩座。

素手で戦う武闘派であり強者との戦いを好む。

 

炎柱の煉獄杏寿郎(れんごくきょうじろう)を撃破しており過去何にもの柱を撃破している。

鬼になってからは女の人間を食べることなく、また鬼としての活動よりも

鍛錬の方が長く活動しているなど根っからの戦闘狂。

 

猗窩座(あかざ)の過去

人間の時の名前は狛治(はくじ)。

幼いころ病気を患った父を持っており並みの金では薬を買うことができなかったため

父のために金を盗んでは薬を買うという生活をしていた。

奉行所につかまっては刑罰を食らうも父のためなので反省することはなく

十一の時でもう多くの罪をかぶっていた。

しかし罪を重ねる狛治を見て父はまっとうに生きてほしいと自決。

 

「貧乏人は生きることさえ許されないのか 親父」

「こんな世の中くそくらえだ」

と自暴自棄になり町で暴れていたところを

素流(そりゅう)道場の慶蔵(けいぞう)に一発で失神させられます。

 

筋がいいからと慶蔵からスカウトされついでに娘の恋雪(こゆき)の看病を任されることに。

恋雪の看病は一晩中つきっきりであり厠に行くときは抱えていかなければならない

など重度の病気だったが狛治にとってはそこまでつらくもなかった。

恋雪の母は恋雪が将来病気で先に亡くなってしまうことを恐れて

それに耐えられず先に自決している。

慶蔵も心の底では小雪の体調は回復しないだろうとどこか諦めていた。

 

それから三年なんと恋雪は体調が回復し病で伏せることもほとんどなくなります。

また慶蔵から道場の跡継ぎとさらに恋雪の夫となるように頼まれます。

罪人の入れ墨が入った自分に良い未来なんて想像ができず

ましてやそんな自分を好いてくれる人が現れるなんてと

もしかしたら親父の言ったまっとうな人生を歩めるかもしれないと希望を持ち始める。

 

慶蔵と恋雪の二人を命にかえても守って行こうと決意した矢先

隣の剣術道場とのいざこざで二人が毒殺されてしまう。

その後狛治は報復として剣術道場の67名を素手により殺害。

 

この出来事に無惨が鬼を配置してないのに何があったと現れ

ついでに狛治を鬼としてスカウト。

「もう、、、どうでもいい、、、全て、、、が、、、」

と鬼となった狛治。

 

鬼となった後でも弱者が嫌いでひたすら強さを追い求めた理由は強くなければ

大切な人を守ることができないという考えからである。

「守りたかったものはもう 何一つ残っていないというのに」

「家族を失った世界で生きていたかったわけでもないくせに」

「百年以上無意味な殺戮を繰り返し」

ちなみに猗窩座の必殺技はすべて人間の時の思い出からであり

構えは素流、技名は恋雪との思い出の花火から、術式展開の模様は恋雪の髪飾りの模様である。

 

 

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上弦の弐 童磨(どうま)

新興宗教「万世極楽教」の教祖。

表向きはまともな人間を演じているが言動が他者の神経を逆なですることが多い

ため上弦の鬼全員から嫌われている。

 

無惨にも積極的に任務をもらうように頼んだりするも

こちらも嫌われているため他の鬼に回されるパターンが多い。

 

本編では蟲柱胡蝶しのぶを撃破しており、いのすけの母とも交流があったが

正体がばれてしまったため殺している。

 

童磨(どうま)の過去

童磨は鬼の時と同じく万世極楽教を営む両親の間に生まれます。

髪の色が白橡(しろつるばみ)だったことから神の声が聞こえる特別な子として

もてはやされ、たくさんの信者が悩みを童磨にしてきた。

 

童磨は自分で優しい性格だと思っており神の子を振舞っていた。

そのため神の声なんて聞こえるわけもなく、神を信じている人々が

可哀そうだと信者が悩みを打ち明けるたびに可哀そうだと涙を流すなどの徹底的な無神論信者。

 

20歳になって無惨と出会い鬼にしてもらう。

鬼になってからは神を信じている愚かな信者は自分が救わなければならないと

自分の一部として永遠に存在させるという名目で人を食べている。

 

喜怒哀楽の感情を一切持ち合わせておらず父が信者の女性に手を出した

ことで母が発狂し父をめった刺しにして殺した後半狂乱状態のまま

服毒自決をしたという状況であっても

「部屋を汚さないでほしい」

「早く換気しなきゃ」

という思いの方が上回るなどのサイコパスで両親についての感情は一切持たなかった。

 

最後に死ぬ時も「あー死ぬんだおれ」くらいの感想しかいだかなかった。

 

 

上弦の壱 黒死牟(こくしほう)

十二鬼月最強の鬼である黒死牟。

元々身体能力が上がる鬼に加えて鬼殺隊が使う呼吸も使うことからさらに身体能力を上げている鬼。

無一郎が初めて対峙した時は体の細胞全てから恐怖の感情を感じるほどに危険な存在。

全集中の呼吸だけでなく鬼殺隊でも数人しか使えない透き通る世界も使用可能。

 

黒死牟(こくしほう)の過去

元々戦国時代の人であり人間時代の名前は継国厳勝(つぎくにみちかつ)。

双子は跡目の争いの原因になる時代に生まれたみちかつであり

さらに弟緑壱の方に奇妙な痣があったことから緑壱は忌み子として扱われます。

 

そのため父からすぐに殺されるようにされていたが

母が烈火の如く怒って反発したことで10歳になったら寺に出家させるという

条件で緑壱は生かされることになります。

 

緑壱に与えられたのは三条の小さな部屋でありさらにいつも母と離れない緑壱

だったことから可哀そうだと思うようになったみちかつは父に内緒で一緒に遊んだり

笛をプレゼントを送っていた。

しかし七歳の時になると喋らないことから耳が聞こえないと思っていた緑壱が流ちょうな

日本語で「兄上の夢はこの国で一番強い侍になることですか?」と聞き自分も侍になりたい

と緑壱は言った。

 

みちかつはいつも母にしがみついているような者が強い侍になれるわけがない

と思っていたがある日の剣の稽古で緑壱は圧倒的な才能を見せる。

七歳の時にすでに「透き通る世界」が使えており、さらに剣の話よりも凧揚げの話

がしたいと才能があるにも関わらず剣に全く興味がない緑壱。

さらにしばらくして母が亡くなるも母の日記から緑壱は母の死期や

左半身が悪かったことがわかっていたような振る舞いをしていたことから

天才緑壱に強烈な嫉妬を覚えたみちかつ。

緑壱が出家したことで消えて十数年は所帯を持って平和に暮らして

嫉妬心もなくなりつつあったみちかつ。

そんな時野営場所にみちかつが鬼から救われる形で緑壱が現れる。

 

平穏な日常を歩んでいたみちかつだったが嫉妬心が復活し

緑壱の剣技が欲しかったことから妻も子供も捨てて鬼狩りとして活動を始める。

 

全集中の呼吸をマスターし痣も浮き出てくるも緑壱の日の呼吸は使えず

使えることができた剣技は派生の月の呼吸。

 

さらに痣が発現した者が次々と倒れていったことから緑壱を超えるための

鍛錬をする時間すらないことに嘆いていた。

「ならば 鬼になればよいではないか」

緑壱を超える強さが欲しかったみちかつは鬼になるという道を選び無限の時間があれば

緑壱を超えられると思っていた。

 

それから60年後老体となった緑壱と出会う。

「お労しや兄上」

もちろん鬼になってからも鍛錬を積んでいた黒死牟であるが

全盛期をとっくに過ぎた緑壱と出会うも緑壱のその圧倒的な強さの前に

あと寸前というところで黒死牟は敗北するはずだった。

しかし最後の一撃の前に緑壱は寿命が尽きてしまう。

 

60年間ひたすら剣を鍛えたのにも関わらず老体の緑壱にすら勝つことができない。

その嫉妬心と憎さから死亡した緑壱に一撃を入れるもそこから出てきたのは

幼い頃に緑壱にプレゼントした笛。

 

人間の記憶もほとんどなかった黒死牟でありひたすら緑壱のことが

憎くて嫌いだったはずなのに唯一鮮やかに記憶しているのは緑壱の顔。

 

子孫の無一郎を斬って、妻子を捨てて、さらには人間であることも捨ててまで

欲したにも関わらず緑壱と同じ世界にたどり着くことができなかった黒死牟。

「私は一体何のために生まれてきたのだ 教えてくれ緑壱」

敗北した黒死牟の服の中から出てきたのは緑壱に送った笛だった。

 

 

ちなみに緑壱がずっとみちかつを尊敬し大切に思っていた

理由としては21巻の緑壱の過去で語られています。

 

緑壱は生まれてから忌子としてずっとぞんざいに扱われていたが

そんな日常に兄みちかつが父に殴られながらも気にかけてくれてたからである。

「助けて欲しいと思ったら吹け 兄さんが助けにくる」