漫画【ジョジョの奇妙な冒険第4部ダイヤモンドは砕けない】に登場するエニグマのスタンド能力を持つ少年の宮本輝之助(みやもとてるのすけ)。吉良吉影(きらよしかげ)のパパである吉良吉廣(きらよしひろ)の持つ弓と矢で作り出されたスタンド能力者であり吉良の手先として主人公の東方仗助たちの前に立ちはだかる強敵であります。
今回はそんな宮本輝之助の持つスタンド能力エニグマについて能力の詳細を紹介するとともに強い部分やエニグマ少年の最後についてまとめて紹介しているぞ。
Contents
エニグマの少年宮本輝之助(みやもとてるのすけ)
人が怖がり恐怖する様を観察するのが好きなエニグマの少年宮本輝之助。
吉良吉影のパパである吉良吉廣(きらよしひろ)によってスタンド使いとなったことで仗助たちを倒すために立ちはだかります。
スタンドの能力を発動するためにはターゲットが恐怖した際に出すサインを観察しなければならないが元々そういうことを観察するのが趣味だったためか観察能力が非常に高い。
仗助に能力を使うために仗助の母親を使うなどかなり悪質なキャラクター。それゆえ人殺しなどはしていないが凶悪犯のアンジェロのように最後はかなり厳しい罰を受けてしまったキャラクターであります。
スタンド能力エニグマの詳細
【破壊力 – E / スピード – E / 射程距離 – C / 持続力 – A / 精密動作性 – C / 成長性 – C】
ステータスが能力の持続力以外低く特に破壊力がEとかなり低い。
スタンド自体に殴るなどの力がほとんどなく人を殺すほどのパワーは無いが後述するスタンド能力を使うと破壊力以上の攻撃力を簡単に出すことが可能になります。
ジョジョ4部最強スタンドについてはこちらをどうぞ
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ありとあらゆるものを「紙」に封印する能力
第3部で登場したダービー兄のように人や物を紙にしてファイリングすることができる能力。人に対して使う場合はターゲットが恐怖を感じた時に出すサインを観察してそれを確信した時に能力が発動。
大抵の場合1回目で観察して2回目で確信を得る必要があるので最低でも2回は人を怖がらせないと能力が発動しない。
物は無条件で紙にすることができるらしく作中ではラーメンや拳銃などをファイリングしており主にターゲットの恐怖をあおるために使用。
作中では紙に封印した拳銃をぶっ放したり先に封印していた仗助母、康一を人質に利用して仗助の出す恐怖のサインを見抜いています。
紙を破くと封印したものが壊れる
エニグマのヤバい能力でもある紙にされてしまったものは破くと壊れてしまうという点。エニグマのスタンド自体に殴る蹴るなどのパワーは全くないがこの能力により致命的なダメージを与えることが可能。
そのため一度エニグマに捕まってしまえば破かれてしまうあるため能力が発動されてしまうと基本的に終わりであるというエグイ性能を持つ。作中では破かれた紙はラーメンの入った器や缶ジュースなどだけであるが人が入った紙を破いてしまうとその人は死亡してしまいます。
紙の中は時間が止まっている
封印されている紙の中は時間の概念が無く時間が止まったまま封印される。なので熱々のラーメンを封印すればそのままの温度であり一般人が封印されれば封印されている間の記憶が無く、また封印される前の記憶も曖昧になってしまう。
宮本輝之助は移動手段としてタクシーの運転手ごと封印しており外に出された運転手は場所が違うなどの違和感を持ってはいたが記憶があいまいだったためにあまり気にせずその後運転手として仕事を普通にこなしています。
仗助も紙から復活した後はエニグマの少年に対しての怒りなどは忘れていました。なので封印から覚めた後の気分としては居眠りしていた状態から覚めた直後のような感情になっていると思われる。
エニグマの少年宮本輝之助は目的のためにはターゲットの身内はもちろん関係のない他の人物をも利用するかなりあくどい性格であるのがうかがえます。
自分も紙になって飛んで移動可能
物や生物を紙として閉じ込めるだけでなく自分自身も紙になることが可能。その際他の人とは異なり自由に動くことが可能で写真のオヤジである吉良吉廣(きらよしひろ)と同じように飛んで移動できるようだ。
序盤は仗助のクレイジーダイヤモンドのパンチに対して紙になって何度も回避していたが終盤は康一のエコーズアクト3の能力により動けなくさせられてしまったところに重い一撃を受けてしまっています。
最強スタンド??エニグマの活躍シーン
康一&仗助ママを封印
エニグマの少年の話が始まる冒頭は康一がカバンだけを置いて行方不明になったところからスタート。
その康一を探すために仗助は敵であった鼻が利く噴上裕也(ふんがみゆうや)に協力してもらうように頼みます。
噴上裕也の鼻によってエニグマの少年宮本輝之助の居場所が判明しますが実はすでにつけられていたことが判明。そして宮本輝之助とのバトルの際にすでに封印してあった仗助のママと康一を人質として利用して仗助を追い詰めていきます。
宮本輝之助いわく康一を封印した時は簡単であり登校中にただ驚かすだけで恐怖のサインを発見して封印。
仗助のママの際はかなり悪趣味であり一口だけかじったカスタードと温めたばかりの紅茶のそばに仗助のママのパンティーを置く、急に現れさっきまでのカスタードと紅茶をマジックのように出現させる、カスタードをかじった後に断面をぺろぺろ舐めだすなど「そこまでやる必要あるのか?」と思わざるをえないような行動を取ったことで恐怖のサインを発見して封印しています。
仗助を封印
宮本輝之助を捕まえようとしたにもかかわらず出現したのは仗助ママという能力の応用により仗助の恐怖のサインは「くちびるを噛む」であるということに目星をつけます。
続いて仗助ママのポケットの中に紙として隠れていた宮本は仗助が紙を広げた時に銃を発砲。この攻撃はクレイジーダイヤモンドによって防がれ恐怖のサインを見ることはできませんでした。
仗助を恐怖に陥れるために姿を現し「紙を破ると中に封印していあるものも壊れてしまう」という部分の能力を話し「康一が封印されているらしい紙」を車通りの多い道路に投げ捨てました。
この行為によりその紙は康一ではなかったが仗助は恐怖のサインである「くちびるを噛む」をしてしまい封印されてしまいます。
噴上裕也を封印
噴上裕也が仗助に協力するのは「居場所を突き止めるまで」であり「一緒に戦う」という条件は入っていなかったが仗助がフェイクとわかっていながらも康一を助けようとした部分を見て「もし自分が大事にしている3人の誰かだったら」と思うと自分も助けようとしたと言いながら宮本輝之助は吉良吉影と同じように杜王町で生かしておくには危険な存在だとして戦うことを決意します。
ハイウェイスターの能力を知っていたためか時速60キロ以上で逃げた後に宮本は紙となって身を隠し噴上裕也を封印するための罠を張る。
恐怖しないように仗助たちを助けるという戦いの中で宮本は炎、化学薬品、サソリなどを使って噴上裕也を怖がらせようとしました。
罠とわかっていながらも突っ込んでいかなければならない噴上裕也。最後はシュレッダー機を紙から出現させて仗助、康一の紙を飲み込ませようとさせます。焦りのあまり引っ張って紙を取り出せないことに恐怖してしまった噴上裕也はうっかり「アゴを指で触って」しまう。
あらかじめ恐怖のサインを教えられながらも戦った噴上裕也ですら宮本輝之助は封印させてしまうのです。
エニグマの少年宮本輝之助(みやもとてるのすけ)の最後はどうなった?
噴上裕也の封印に成功した宮本輝之助だったが噴上裕也を紙にしてしまったことで(?)シュレッダーに飲み込まれそうになっていた仗助と康一の紙を引っ張り出すことに成功させられてしまいます。
紙になったことでなぜ引っ張り出せるようになったのか??などジョジョ4部の中でもかなり疑問に残る描写でありますがこれによって仗助と康一を助け出すことに成功。
仗助だけならば紙になって逃げられていたであろう宮本輝之助でしたが康一のエコーズアクト3の重力によって動けなくさせられてしまったところにドララララッシュを受けてしまい敗北。
最後はアンジェロと同じように紙と一体化させられ本になってしまいました。
「『観察するのが好き?』じゃあ~してろよなあ~黙っておとなしく観察だけをよォ~」という仗助のセリフのように宮本輝之助の最後は文字通り「観察」しかできない体になってしまいました。
その後その本は杜王町の図書館に寄贈されてその本を読んでいると時々声が聞こえる都市伝説なっています。
エニグマの少年の最後が若干かわいそう
エニグマの少年宮本輝之助は元々はただの観察好きの変態なだけであり同じく人間として生きられなくなったアンジェロとはことなり殺人などは一切していません。
吉良吉影の父である写真のオヤジ吉良吉廣の手先としてスタンド使いになった人たちはジャンケン小僧や噴上裕也、鉄塔スタンドを持つ鋼田一豊大のように基本はバトル後は普通の生活に戻っており、明確な殺意を持って仗助の目をつぶそうとした間田ですらバトル後病院送りにされたただけで普通の生活を送れています。
アンジェロ以外で一番キツイ最後を迎えたのはレッド・ホット・チリペッパーのスタンドを持っていた音石明であり彼の場合はスタンドを使って被害総額5億円ほどの盗みをしていたためにボコボコにされた後刑務所送りとなっています。
宮本輝之助もそれらに比べるとただの変態というだけであり罪は軽い。それだけで一生本の体という最後はかわいそうな仕打ちとなっています。
強いてあげるならタクシーの運転手を封印していたことであり自分の目的のためにはターゲット以外の人間すらも利用するという部分でしょうか?そこが仗助の癪にさわってしまい封印されてしまったのだと思われ、また噴上裕也からは吉良吉影と同レベルの杜王町にはいてはいけない存在だと認識されていました。
ジョジョ4部は人気が高く「THEbook」や「クレイジー・Dの悪霊的失恋」、「岸辺露伴は動かない」など派生作品が多い部です。それゆえ宮本輝之助もいつか一応罪は軽いので後日談で人間として戻れる日が来るのかもしれませんね。